大量のセルを配列に入れてから操作する
A2:A1001を一度配列へ読み、数値を2倍にしてC2:C1001へ出力します。
実行前に確認
- ThisWorkbook はこのコードを保存したブックです。まずコピーで試してください。マクロによる変更は通常の「元に戻す」で戻せないことがあります。
- 数値として解釈できる文字列も計算します。非数値とエラーはそのままコピーします。出力は数式ではなく値です。
1サンプルコード
Option Explicit
Sub Example1028()
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1")
Dim data As Variant, r As Long
data = ws.Range("A2:A1001").Value2
For r = 1 To UBound(data, 1)
If Not IsError(data(r, 1)) Then
If Not IsEmpty(data(r, 1)) And IsNumeric(data(r, 1)) Then
data(r, 1) = CDbl(data(r, 1)) * 2
End If
End If
Next r
ws.Range("C2:C1001").Value2 = data
End Sub表で見る処理のイメージ実行前・実行後のセルを見比べる
配列で数値を2倍にして、C列へまとめて出力します。
A・B・Cは列、1・2・3は行です。例えば「B2」はB列の2行目のセルです。この表は説明用のサンプルです。
実行前
Sheet1
| A | B | C | |
|---|---|---|---|
| 1 | 元データ | — | 結果 |
| 2 | 10 | — | — |
| 3 | 保留 | — | — |
| 4 | — | — | — |
| 5 | -2 | — | — |
| 6 | #N/A | — | — |
実行後
Sheet1
| A | B | C | |
|---|---|---|---|
| 1 | 元データ | — | 結果 |
| 2 | 10 | — | 20(注目セル) |
| 3 | 保留 | — | 保留(注目セル) |
| 4 | — | — | —(注目セル) |
| 5 | -2 | — | -4(注目セル) |
| 6 | #N/A | — | #N/A(注目セル) |
色付きは注目する場所です。「—」は未入力、「(空文字)」は数式などが返す空の文字列を表します。
A1:C6のみ抜粋。A7:A1001は未入力で、C7:C1001も空白に上書きされます。A6は文字列ではなくエラー値。空白・数値以外・エラーはそのまま転記します。A列は変更せず、数式があってもC列には計算済みの値だけが入ります。 強調は注目するセルの目印です。実際のセルの色・書式を再現するものではありません。
使い方・実行手順を確認する4つの手順で、コードの使い方を確認できます
- 1
練習用ブックを .xlsm 形式で保存し、Sheet1 という名前のシートを用意します。A2:A1001にデータを用意し、C2:C1001を空けます。
- 2
Alt+F11でVBEを開き、[挿入]→[標準モジュール]に、この例だけを貼り付けます。
- 3
コードの Sheet1、セル番地、値や条件を必要に応じて変更します。Excelに戻り、Alt+F8で Example1028 を選んで実行します。
- 4
数値を2倍にした結果がC列に入ります。