特定の集計結果を取得する
ピボットテーブルから「りんご」の売上合計だけを取得します。
実行前に確認
- ピボットのフィルターで項目が非表示などの場合は取得できないことがあります。名前は実際のピボットに合わせてください。
1サンプルコード
Sub Example1203()
Dim ws As Worksheet
Dim pt As PivotTable
Dim r As Range
Set ws = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1")
If ws.PivotTables.Count = 0 Then
MsgBox "Sheet1にピボットテーブルを作ってください。"
Exit Sub
End If
Set pt = ws.PivotTables(1)
On Error Resume Next
Set r = pt.GetPivotData("売上合計", "商品", "りんご")
On Error GoTo 0
If r Is Nothing Then
MsgBox "集計結果がありません。フィールド名や表示状態を確認してください。"
Else
MsgBox "りんごの売上合計: " & r.Value
End If
End Sub表で見る処理のイメージ実行前・実行後のセルを見比べる
既存のピボットテーブルから情報を読み取ります。
A・B・Cは列、1・2・3は行です。例えば「B2」はB列の2行目のセルです。この表は説明用のサンプルです。
実行前
Sheet1:既存のピボット例
| A | B | |
|---|---|---|
| 3 | 行ラベル | 売上合計 |
| 4 | りんご | 960 |
| 5 | みかん | 400 |
| 6 | 総計 | 1360 |
実行後
Sheet1:既存のピボット例
| A | B | |
|---|---|---|
| 3 | 行ラベル | 売上合計 |
| 4 | りんご | 960 |
| 5 | みかん | 400 |
| 6 | 総計 | 1360 |
色付きは注目する場所です。「—」は未入力、「(空文字)」は数式などが返す空の文字列を表します。
行フィールド「商品」だけ、売上合計だけ、総計ありの通常のピボットをSheet1に用意した例です。セルの値は変わりません。最初のピボットに「商品」と「売上合計」があり、「りんご」が表示されているとします。MsgBox:りんごの売上合計: 960。 1198で作るピボットの場所は「集計例」で、このコードが調べるSheet1とは別です。
使い方・実行手順を確認する4つの手順で、コードの使い方を確認できます
- 1
練習用のブックを.xlsm形式で保存し、Sheet1という名前のシートを用意します。A1に商品、B1に売上、A2:B5へ順に「りんご・100」「みかん・200」「りんご・150」「みかん・50」を入力します。[挿入]→[ピボットテーブル]で既存のワークシートSheet1のD3へ作成し、「商品」を行、「売上」を値(合計)に配置します。値フィールドの表示名を「売上合計」にします。
- 2
Alt+F11でVBEを開き、[挿入]→[標準モジュール]へコードを貼り付けます。
- 3
売上合計は値フィールドの表示名、商品は行フィールド、りんごは項目名です。
- 4
マクロ内にカーソルを置いてF5で実行します。りんごの売上合計250が表示されます。