正規表現で文字列の形式を判定する
WindowsのVBScript.RegExpオブジェクトを遅延バインディングで作り、文字列が指定形式かTestで判定します。
実行前に確認
- Mac版ExcelではこのWindowsのCOMオブジェクトは使用できません。
- ^は先頭、$は末尾、{2}や{3}は繰り返し回数です。この練習は改行を含まない1行の商品コードを対象にします。
- VBScriptはWindowsで非推奨となっており、構成や将来のバージョンによって利用できない場合があります。配布先での確認が必要です。
- ユーザー入力をそのままPatternへ連結すると、記号が正規表現として解釈されるため注意してください。
- Excel実機での動作は未確認です。コピーした練習用ブックで試してください。
1サンプルコード
Option Explicit
Sub Example7068()
Dim regex As Object
Dim productCode As String
On Error GoTo Failed
Set regex = CreateObject("VBScript.RegExp")
regex.Pattern = "^[A-Z]{2}-[0-9]{3}$"
regex.IgnoreCase = False
regex.MultiLine = False
productCode = "AB-123"
MsgBox productCode & " は指定形式: " & regex.Test(productCode)
Set regex = Nothing
Exit Sub
Failed:
MsgBox "正規表現を実行できません。Windowsの利用環境とパターンを確認してください。" & _
vbCrLf & "エラー " & Err.Number & ": " & Err.Description, vbExclamation
End Sub図で見るAB-123を正規表現で判定する
イメージ図WindowsのVBScript.RegExpで商品コードの形を確認します。
文字列とパターン
productCodeは「AB-123」、Patternは^[A-Z]{2}-[0-9]{3}$
RegExp.Testで照合
IgnoreCase = False、MultiLine = FalseでTestを呼び出す
一致結果Trueを表示
利用可能な環境では「AB-123 は指定形式: True」を表示
WindowsでVBScript.RegExpが利用できる前提です。生成や判定に失敗するとエラー番号と説明を表示し、Macでは使用できません。
コードの処理を説明する模式図です。実際の画面や実行結果を撮影したものではありません。
使い方・実行手順を確認する4つの手順で、コードの使い方を確認できます
- 1
Windows版デスクトップExcelの練習用ブックを.xlsm形式で保存します。Alt+F11でVBEを開き、[挿入]→[標準モジュール]で作った空のモジュールに、Option Explicitから末尾まで、この例だけを貼り付けます。
- 2
Windows版Excelで実行します。参照設定の追加は不要ですが、VBScript.RegExpのCOM部品が利用できる環境が必要です。
- 3
Example7068のSub内にカーソルを置き、F5キーで実行します。
- 4
利用可能な環境では「AB-123 は指定形式: True」と表示されます。「AB-12」に変えるとFalseになります。部品が利用できない場合はエラー内容を表示して終了します。