絞り込まれているかどうかを判定する(2)
通常範囲のオートフィルターについて、各列の条件が有効か確認します。
実行前に確認
- ThisWorkbook はこのコードを保存したブックです。この例はセルの値や書式を書き換えません。
- 条件が全件に一致しても、その条件が有効ならOnはTrueです。
1サンプルコード
Option Explicit
Sub Example1093()
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1")
Dim i As Long, report As String
If Not ws.AutoFilterMode Then
MsgBox "通常範囲のフィルターはありません。": Exit Sub
End If
For i = 1 To ws.AutoFilter.Filters.Count
report = report & i & "列目の条件あり: " & ws.AutoFilter.Filters(i).On & vbCrLf
Next i
MsgBox report
End Sub表で見る処理のイメージ実行前・実行後のセルを見比べる
通常範囲のオートフィルターについて、各列の条件が有効か確認します。
A・B・Cは列、1・2・3は行です。例えば「B2」はB列の2行目のセルです。この表は説明用のサンプルです。
実行前
| A | B | C | |
|---|---|---|---|
| 1 | 地域 | 金額 | 日付 |
| 2 | 東京 | 1200 | 2026/10/01 |
| 7 | 東京 | 3000 | 2026/12/15 |
| 11 | 東京 | 5200 | 2026/11/01 |
実行後
| A | B | C | |
|---|---|---|---|
| 1 | 地域 | 金額 | 日付 |
| 2 | 東京 | 1200 | 2026/10/01 |
| 7 | 東京 | 3000 | 2026/12/15 |
| 11 | 東京 | 5200 | 2026/11/01 |
色付きは注目する場所です。「—」は未入力、「(空文字)」は数式などが返す空の文字列を表します。
対象は通常範囲A1:C11で、表は絞り込み後の表示行のみを掲載しています。日付列は文字列ではなくExcelの日付値を表示したものです。 A列「東京」のみで絞り込み済みで、他に手動非表示の行がない例です。メッセージは「1列目の条件あり: True 2列目の条件あり: False 3列目の条件あり: False」。セルや表示状態は変わりません。
使い方・実行手順を確認する4つの手順で、コードの使い方を確認できます
- 1
練習用ブックを .xlsm 形式で保存し、Sheet1 という名前のシートを用意します。Sheet1のA1:C11に表を用意します。1行目は見出し(A=地域、B=金額、C=日付)、2~11行目はデータです。テーブル形式ではない通常範囲で試します。A列またはB列のフィルター条件を設定します。
- 2
Alt+F11でVBEを開き、[挿入]→[標準モジュール]に、この例だけを貼り付けます。
- 3
コード内の参照先や判定条件を必要に応じて変更します。実行してもセルの値や書式は変わりません。Excelに戻り、Alt+F8で Example1093 を選んで実行します。
- 4
列ごとの条件の有無が表示されます。