無効データをチェックする
A2:A10の既存データが、そのセルの入力規則に違反していないか確認します。
実行前に確認
- ThisWorkbook はこのコードを保存したブックです。この例はセルの値や書式を書き換えません。
- 規則がないセルは検査対象外です。データの削除や修正は行いません。
1サンプルコード
Option Explicit
Sub Example1084()
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1")
Dim c As Range, ruleType As Long, hasRule As Boolean, report As String
For Each c In ws.Range("A2:A10")
On Error Resume Next
Err.Clear
ruleType = c.Validation.Type
hasRule = (Err.Number = 0)
On Error GoTo 0
If hasRule Then
If Not c.Validation.Value Then report = report & c.Address(False, False) & vbCrLf
End If
Next c
If report = "" Then report = "この範囲で規則に違反するセルはありません。"
MsgBox report
End Sub表で見る処理のイメージ実行前・実行後のセルを見比べる
A2:A10の既存データが、そのセルの入力規則に違反していないか確認します。
A・B・Cは列、1・2・3は行です。例えば「B2」はB列の2行目のセルです。この表は説明用のサンプルです。
実行前
| A | |
|---|---|
| 2 | 50 |
| 3 | 101 |
| 4 | 2.5 |
| 5 | — |
| 6 | — |
| 7 | — |
| 8 | — |
| 9 | — |
| 10 | — |
実行後
| A | |
|---|---|
| 2 | 50 |
| 3 | 101 |
| 4 | 2.5 |
| 5 | — |
| 6 | — |
| 7 | — |
| 8 | — |
| 9 | — |
| 10 | — |
色付きは注目する場所です。「—」は未入力、「(空文字)」は数式などが返す空の文字列を表します。
A2:A10へ1~100の整数・空白を無視する入力規則を事前設定し、A3とA4には規則に違反する既存値を用意した例です。メッセージにA3、A4を改行区切りで表示します。値を修正する処理ではありません。
使い方・実行手順を確認する4つの手順で、コードの使い方を確認できます
- 1
練習用ブックを .xlsm 形式で保存し、Sheet1 という名前のシートを用意します。A2:A10に入力規則を設定します。規則を設定する前から範囲外の値がある場合に試せます。
- 2
Alt+F11でVBEを開き、[挿入]→[標準モジュール]に、この例だけを貼り付けます。
- 3
コード内の参照先や判定条件を必要に応じて変更します。実行してもセルの値や書式は変わりません。Excelに戻り、Alt+F8で Example1084 を選んで実行します。
- 4
違反しているセル番地が表示されます。