AIから希望どおりの答えを引き出したい
プロンプト設計
まずはここだけ
プロンプトは、AIへの依頼文です。目的と条件を具体的にすると改善します。
使う場面:回答が長すぎる、的外れ、形式がばらばらになる時
具体的な利用例
備品メモを、補充・不要・要確認の3つで判定する表に整える
まず試す:備品メモをチェック表にする
入力と目指す回答は、このページのための架空の例です。実際のAIの実行結果ではありません。利用を認められたAIチャットを使い、料金・入力データの扱い・組織のルールを確認してください。APIやファイル接続は不要です。実在の氏名・機密情報は入力しません。
改善前:何を残すかが伝わりにくい依頼
「このメモをいい感じにまとめて」
目的や表の列がないので、在庫一覧にするのか、補充候補だけを出すのかが曖昧です。下のように目的・材料・条件・出力形式を足します。
改善後:そのまま試せる依頼文
次の備品メモから、補充が必要か確認する表を作ってください。
読み手は、初めて備品チェックをする担当者です。
【材料】
コピー用紙:残り2束。補充の基準は3束未満。
封筒:残り5袋。補充の基準は3袋未満。
ペン:残りの本数は不明。補充の基準は10本未満。
【条件】
・材料に書かれた3品目をすべて残してください。
・残量が基準未満なら「補充」、基準以上なら「不要」にしてください。
・残量が不明な場合は、推測せず「要確認」にしてください。
・購入数・価格・注文先は追加しないでください。
【出力形式】
列を「品目」「残量」「判定」の順にした表だけを出してください。目指す回答の例
| 品目 | 残量 | 判定 |
|---|---|---|
| コピー用紙 | 2束 | 補充 |
| 封筒 | 5袋 | 不要 |
| ペン | 不明 | 要確認 |
これは回答の見本です。同じ依頼でも結果は変わり、表の形や判定が正しい保証はありません。自動で購入する手順ではありません。
入力から確認まで
- 1. 入力
3品目のメモと判定条件を渡す
- 2. AIの回答
3列のチェック表を受け取る
- 3. 人が照合
数量・単位・判定を元のメモと比べる
- 4. 不明を確認
ペンの本数を数えてから判断する
うまくいかない時は、直す点を1つずつ伝える
- ペンが「不要」になった:「ペンの残量は不明です。推測せず、判定を要確認に直してください」と伝えます。
- 封筒が表から消えた:「補充が不要な品目も含め、元の3品目すべてを残してください」と伝えます。
- 説明が長く付いた:「品目・残量・判定の3列の表だけにしてください」と伝えます。
修正後も元のメモと照合します。基準ちょうどの残量なら「未満」には含まれません。例えばコピー用紙が3束なら、この条件では「不要」です。不明は0と同じ意味ではありません。
この型は書き方の一例で、毎回すべての項目や役割指定が必須という意味ではありません。短い依頼で足りる時は短くし、目的が伝わらない部分だけ補います。誤回答は指示の曖昧さだけが原因とは限らず、材料不足やモデルの限界も確認します。
文章を短くする練習は原文と要約の照合例、プログラムへ渡す形式は構造化出力、誤りへの備えはハルシネーション対策で確認できます。
確認に使った公式資料
処理の流れを図で見る
- 1やってほしいことを書く
- 2必要な背景や材料を渡す
- 3守る条件と出力形式を指定する
- 4結果を見て指示を追加する
使う前に確認
プロンプトだけで事実の正しさは保証できません。
AIの結果を確認せず、そのまま業務へ使わないことも大切です。重要な数値や判断は人が確認してください。
仕組みと使いどころを詳しく見るできること・技術名・利用する場面を確認
こんなことができる
AIへの依頼文を改善前後で比較。架空の備品メモを表にするプロンプトと回答例で、目的・材料・条件・出力形式の書き方、不明な情報と誤回答の確認方法を説明します。
使うAI機能・技術
プロンプト設計を使います。むずかしい名前でも、まずは「この目的に使う仕組み」と覚えれば大丈夫です。
どんな時に使うか
回答が長すぎる、的外れ、形式がばらばらになる時
初心者向けのかんたんな仕組み
やってほしいことを書く。必要な背景や材料を渡す。守る条件と出力形式を指定する。結果を見て指示を追加する。依頼文の修正と、回答が条件に合うかの確認は人が行います。
試すためのツールと手順を見るサービスの例・準備から確認までの順番
実際に使えるサービス・ツール(公式リンク)
- Microsoft Copilotクラウドチャット
目的・背景・材料・出力条件を変え、会話を重ねながら回答を調整できます。
一般向けチャットとWordなどのアプリ内機能では、必要なアカウントや契約が異なります。
リンク先は公式ページ・公式の使い方です。クラウド機能を利用する場合は入力内容の送信先、料金、組織の利用ルールを確認してください。
実際に使うまでの大まかな流れ
- 1
やってほしいことを書く
- 2
必要な背景や材料を渡す
- 3
守る条件と出力形式を指定する
- 4
結果を見て指示を追加する
最初は小さなデータで試し、期待する結果と比べてから対象を広げると失敗を減らせます。