系列に2色のグラデーションを設定する
ForeColorとBackColorを指定し、TwoColorGradientで淡い青から濃い青へのグラデーションにします。
実行前に確認
- 既存のシートやグラフを変更しない練習例です。「VBAグラフ5028」が既にある場合は中止します。再実行は新しい練習ブックで行うか、作成済みの練習シートを自分で別名にしてから行ってください。
- この例は公式API仕様を参照して作成しています。Excel実機での動作確認は行っていません。エラー時に作成途中の練習シートが残る場合があります。
- Variantはグラデーションの向きのバリエーションです。msoGradientHorizontalでは1〜4を使えます。数値の読み取りやすさを優先し、装飾を強くしすぎないようにします。
1サンプルコード
Option Explicit
Sub Example5028()
Dim ws As Worksheet, co As ChartObject
On Error GoTo Failed
'新しい練習シートだけを作成・変更します。
Set ws = NewSheet5028()
If ws Is Nothing Then Exit Sub
Set co = ws.ChartObjects.Add(ws.Range("E2").Left, ws.Range("E2").Top, 420, 250)
co.ShapeRange.Item(1).Name = "練習グラフ"
co.Chart.ChartType = xlColumnClustered
co.Chart.SetSourceData Source:=ws.Range("A1:C5"), PlotBy:=xlColumns
'ここから今回の操作です。
With co.Chart.SeriesCollection(1).Format.Fill
.Visible = msoTrue
.ForeColor.RGB = RGB(190, 225, 250)
.BackColor.RGB = RGB(30, 90, 160)
.TwoColorGradient Style:=msoGradientHorizontal, Variant:=1
End With
Exit Sub
Failed:
MsgBox "処理を中止しました: " & Err.Description, vbExclamation
End Sub
Private Function NewSheet5028() As Worksheet
Const SHEET_NAME As String = "VBAグラフ5028"
Dim item As Object, ws As Worksheet
Dim data As Variant, r As Long, c As Long
'同名シートがあれば、上書きせずに終了します。
For Each item In ThisWorkbook.Sheets
If StrComp(item.Name, SHEET_NAME, vbTextCompare) = 0 Then
MsgBox SHEET_NAME & " は既にあります。別の練習ブックで試してください。"
Exit Function
End If
Next item
Set ws = ThisWorkbook.Worksheets.Add( _
After:=ThisWorkbook.Sheets(ThisWorkbook.Sheets.Count))
ws.Name = SHEET_NAME
data = Array(Array("月", "売上", "計画"), _
Array("4月", 120, 100), Array("5月", 160, 140), _
Array("6月", 110, 150), Array("7月", 180, 170))
For r = 0 To UBound(data)
For c = 0 To UBound(data(r))
ws.Cells(r + 1, c + 1).Value = data(r)(c)
Next c
Next r
ws.Range("A1:C5").Columns.AutoFit
Set NewSheet5028 = ws
End Function図で見る2色の濃淡をつなぐ
イメージ図2つの色とグラデーション形式を指定します。
前景色
ForeColorを淡い青RGB(190,225,250)にする。
背景色
BackColorを濃い青RGB(30,90,160)にする。
2色グラデーション
TwoColorGradientにHorizontalとVariant=1を渡す。
2色を設定しただけではグラデーションになりません。メソッドを実行します。
コードの処理を説明する模式図です。実際の画面や実行結果を撮影したものではありません。
使い方・実行手順を確認する4つの手順で、コードの使い方を確認できます
- 1
Windows版デスクトップExcelで空の練習ブックを作り、Excelマクロ有効ブック(.xlsm)として保存します。Web版ExcelではVBAを実行できません。
- 2
Alt+F11でVBEを開き、[挿入]→[標準モジュール]を選びます。Option Explicitから末尾のEnd Functionまで、この例のコード全体を空の標準モジュールへ貼り付けます。
- 3
Example5028のSub内にカーソルを置いてF5キーを押します。コードを入れたブックに「VBAグラフ5028」シート、A1:C5のサンプル表、埋め込みグラフ「練習グラフ」を自動作成します。別のガイドの実行は不要です。
- 4
売上の棒の内部が2色のグラデーションになります。計画系列は変更されません。