SharePointのファイルが作成・変更されたら通知する
SharePointのファイル作成・更新をメールで知らせます。練習用ライブラリの準備、ファイル名・更新日時・リンクの設定、通知されない場合や重複通知の確認方法を説明します。
画面上の名前は、表示言語やバージョンによって異なる場合があります。クラウドフローはトリガー(フローを開始する条件)から始まり、その後にアクションを実行します。値の受け渡しには、前のステップの出力を選ぶ「動的コンテンツ」を使います。式は[式]欄へ入力します。
実行前に確認
- 作成時も起動します。変更だけを扱いたい場合は、別の「項目またはファイルが変更されたとき」トリガーを検討してください。この例は作成と変更の区別や、変更された本文の差分を取得しません。
- プロパティの変更や連続保存で複数回通知される場合があります。1変更につき必ず1通とは限りません。このフロー内で監視対象のファイルやプロパティを更新すると、再び起動する原因になるので、この例では書き戻しをしません。
- 取得するのはライブラリのプロパティです。ファイル本文を取得・添付する例ではありません。メールにリンクを書いても受信者に閲覧権限は付与されません。機密ファイル名やリンクを送る相手にも注意します。
- 動的コンテンツの表示名は画面の言語などで異なる場合があります。File name with extension・Modified・Link to itemを確認します。テスト後の履歴の再送信でも通知が再実行されるので、宛先を広げる前に確認してください。
1使うトリガーとアクション
- トリガーファイルが作成または変更されたとき (プロパティのみ)練習用ライブラリの作成・更新を検知
- アクション作成データ操作。通知内容を確認するためのCompose
- アクションメールの送信 (V2)確認した名前・日時・リンクを、まず自分だけに送信
図で見る処理のイメージ
概念図架空の練習用ライブラリと practice.txt で、通知対象と対象外を比べます。
準備
練習用ライブラリと自分宛てメールを用意
対象の変化
A:新規アップロード、B:保存し直す → 通知対象。C:別ライブラリ → 対象外
値の確認
作成の出力で practice.txt・更新日時・項目へのリンクを確認
通知
確認後にメール送信を追加。自分だけに送ってリンクを確認
A・Bはファイル名と更新日時、リンクを知らせます。Cではこのフローは起動しません。取得する値や通知回数は、実際の実行履歴で確認してください。
架空の練習データによる説明です。実際のフローを実行して確認した結果ではありません。
設定と処理を説明する模式図です。実際の設定画面や実行結果のスクリーンショットではありません。
2実際の設定内容
入力する値・操作手順を確認する8ステップの設定と確認方法
- 1
準備:SharePoint Onlineに自分が読み書きできる練習用ドキュメントライブラリを用意し、宛先は自分の職場メールにします。既存の共有業務ライブラリでいきなり試さないでください。SharePointとOffice 365 Outlookの接続を用意し、接続アカウントがライブラリを読み取れ、メールを送信できることを確認します。
- 2
自動化したクラウドフローを作り、SharePointの「ファイルが作成または変更されたとき (プロパティのみ)」を選びます。対象サイトと練習用ライブラリを指定し、最初はフォルダー欄を空欄にして、そのライブラリ全体を対象にします。「フォルダー内」と付く非推奨トリガーとは別です。
- 3
トリガーの次にデータ操作の「作成」(Compose)を追加します。入力欄に「ファイル名:」「更新日時:」「リンク:」を改行して入力し、それぞれトリガーの動的コンテンツ「拡張子付きのファイル名」「変更日時」「項目へのリンク」を挿入します。ファイル名を固定の文字列で書かず、実行時の値を受け取るのがポイントです。
- 4
最初は「作成」までで保存してテストします。ライブラリ直下に架空の練習ファイル practice.txt をアップロードし、実行履歴の「作成」の出力で、名前・日時・リンクが空でないことを確認します。次にそのファイルの内容を変更して保存し、更新でも起動するか確認します。この段階ではメール送信アクションを置かないので送信されません。
- 5
値を確認できたら、最後にOffice 365 Outlookの「メールの送信 (V2)」を追加します。宛先=自分、件名=「練習:SharePointのファイル作成・変更」。本文には「作成」の動的コンテンツ「出力」を挿入します。再び practice.txt を更新し、実行履歴と受信メールを確認します。日時は取得値のまま表示する例です。日本時間に見せたい場合はタイムゾーン変換を別途設定します。
- 6
確認例A:練習用ライブラリへ新規アップロードした場合も通知対象です。例B:同じファイルを編集して保存した場合も通知対象です。例C:別のライブラリへ追加したファイルは、このフローの対象ではありません。AとBは各操作後に実行履歴を確認してから次へ進みます。通知件数が厳密に1通になることを合格条件にはしません。
- 7
動かない場合:フローがオンか、対象サイト・ライブラリと接続アカウントが合っているか、実行履歴に失敗がないか確認します。メールだけ届かない場合は送信アクションの結果・宛先・迷惑メールを確認します。リンク先を開けない場合は閲覧権限を確認し、通知のためだけに公開リンクを作らないでください。
- 8
利用条件:SharePointとOffice 365 Outlookは標準コネクタですが、誰でも無条件に無料という意味ではありません。契約に含まれるPower Automate利用権、SharePoint/メールボックス、組織のデータポリシーを管理者に確認します。クラウドで動くので自分のPCの常時起動は不要です。
- 対象環境
- Power Automate クラウドフロー
- 更新日
- 2026年10月2日