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クラウドフローSharePointよく使う

SharePointの状態列が変わったときだけ担当者へ通知する

SharePointの状態列の変更有無を判定し、変わった場合だけ固定の担当者へメールで知らせます。版管理、開始・終了トークン、通知しないケースを練習例で確認します。

画面上の名前は、表示言語やバージョンによって異なる場合があります。クラウドフローはトリガー(フローを開始する条件)から始まり、その後にアクションを実行します。値の受け渡しには、前のステップの出力を選ぶ「動的コンテンツ」を使います。式は[式]欄へ入力します。

実行前に確認

  • SharePointとOffice 365 Outlookへの接続、対象リストの読み取りとテスト時の編集権限、送信するメールボックスの利用権限が必要です。両コネクタは標準ですが、Microsoft 365等の契約での利用権と組織のデータポリシーを確認してください。標準という分類は、誰でも無料という意味ではありません。
  • 変更取得が返すのは指定期間内の列の変更有無です。変更前の値自体は返りません。ファイル本文や添付ファイルの内容差分も検出しません。
  • このトリガーは新規作成を対象にしません。状態を問わず、対象期間に状態列が変更された場合に通知する例です。「確認中になった場合だけ」に限定するには、変更有無に加えて変更後の値を別条件で確認します。
  • この例ではリスト項目を更新しません。後で更新処理を足す場合は再起動ループを避ける条件が必要です。再実行や短時間の連続変更に対する一度だけの通知は保証しません。テストで実際にメールが送られるため、宛先は自分に限定します。

1使うトリガーとアクション

  1. トリガーアイテムまたはファイルが変更されたときSharePoint:練習用リストの既存項目を変更
  2. アクションアイテムまたはファイルの変更を取得する (プロパティのみ)同じ項目ID+開始・終了トークン
  3. アクション条件列が変更されました: 状態=式 true
  4. アクションメールの送信 (V2)はい:固定の担当者へ。いいえ:何もしない

図で見る処理のイメージ

概念図

同じ項目で状態を変える場合と、メモだけ変える場合を比較します。

  1. 既存項目

    ID 12/状態=申請中/メモ=初回

  2. 変更する

    A:状態を確認中へ。B:A完了後にメモだけ追記

  3. 変更有無を判定

    状態列の変更有無:Aはtrue、Bはfalse

  4. 分岐結果

    Aは自分へ通知。Bは通知せず終了

結果の例

Aのメールには変更後の「確認中」を表示。Bも現在の状態は確認中ですが、状態を変えていないため通知しません。

架空の入力で分岐を説明する概念図です。実際のフローを実行して確認した結果ではありません。

設定と処理を説明する模式図です。実際の設定画面や実行結果のスクリーンショットではありません。

2実際の設定内容

入力する値・操作手順を確認する9ステップの設定と確認方法
  1. 1

    準備:SharePointの練習用リストに「タイトル」「状態」(単一選択:申請中・確認中)と「メモ」(1行テキスト)を用意します。リストの設定からバージョン設定を開き、項目を編集するたびにバージョンを作る設定を有効にします。権限がなければ管理者へ相談してください。

  2. 2

    既存の練習項目を1件用意します。例:ID=12、タイトル=備品の確認、状態=申請中、メモ=初回。12は例示です。後続処理では実際のトリガーのIDを使用し、12を固定入力しません。

  3. 3

    自動化したクラウドフローでSharePointの「アイテムまたはファイルが変更されたとき」を選び、サイトと練習用リストを指定します。「作成または変更されたとき」とは別のトリガーです。操作IDはGetOnChangedItemsです。

  4. 4

    「アイテムまたはファイルの変更を取得する (プロパティのみ)」(GetItemChanges)を追加。同じサイト・リストを指定し、IDにはトリガーのID、開始(Since)にはトリガーウィンドウ開始トークン、終了(Until)にはトリガーウィンドウ終了トークンを選びます。終了欄が隠れていれば詳細パラメーターから表示します。

  5. 5

    「条件」の左側には変更取得アクションの動的コンテンツ「列が変更されました: 状態」を選びます。比較は「次の値に等しい」、右側は式タブで true と入力します。引用符で囲まない真偽値です。トリガーの「状態」そのものや文字列の「確認中」と比較する場所ではありません。

  6. 6

    はい側だけにOffice 365 Outlookの「メールの送信 (V2)」を配置。宛先は最初は自分の組織アドレスを固定指定し、件名は「状態変更」、本文にはトリガーのタイトル・変更後の状態の値・項目へのリンクを挿入します。いいえ側は空のままにし、何も送信しません。承認依頼や承認者の自動検索は行いません。

  7. 7

    確認A:保存したフローで、練習項目の状態だけを「申請中」から「確認中」へ変更します。実行履歴で変更取得の状態列が true、条件がはい、メール処理が実行されたことを確認し、自分の受信箱で本文の「確認中」を確認します。実行履歴が成功でも受信を別途確認してください。

  8. 8

    確認B:Aの完了後、状態を「確認中」のままメモだけを「追記あり」へ変更します。別の実行履歴で状態列が false、条件がいいえ、メール処理がスキップされたことを確認します。状態の現在値が同じでも、変更有無によって分岐が変わる点がポイントです。

  9. 9

    トークンが見つからない場合はトリガーの種類を確認します。変更有無の列が表示されない場合は、変更取得アクションのサイト・リストと列の選択を見直します。判定がおかしい場合は版履歴が記録されているか、開始・終了の両トークンと対象IDが同じトリガー由来かを実行履歴で確認します。複数回の編集を続けて行わず、AとBを別々に試します。

Microsoft公式ページで確認する

設定を確認できる公式資料