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Power Automate Desktop待機初心者向け

ファイルの作成を待つ(30秒の上限・タイムアウト付き)

完了を知らせるファイルが見つかったら次へ進み、30秒の待機上限を過ぎたらエラーで停止する練習です。到着・未到着・最初から存在する場合を分けて確認します。

画面上の名前は、表示言語やバージョンによって異なる場合があります。Desktopの例は、フロー作成時に「Power Fx を有効にする」をオフにした標準構文です。Power Fx対応フローでは式・変数参照・インデックスの書き方が異なります。このページでは変数を %変数名% と表記します。出力変数の名前を入力する欄では、前後の % は付けません。

実行前に確認

  • ローカルの練習フォルダーを扱うため、クラウドサービスへの接続は不要です。手動・有人実行を想定しています。利用権は自分の契約で確認し、クラウドからの起動や無人実行には別の要件があります。
  • ファイル待機にはタイムアウトを設定できます。オフのまま対象が現れなければ待ち続けます。この例はタイムアウトをオンにし、エラー時は停止・再試行なしにします。30秒は待機アクションの上限で、フロー全体の所要時間を保証しません。
  • 存在することは、書き込みやダウンロードの完了を保証しません。実務では出力側が保存・クローズした後に作る通知用ファイルなどを待ちます。前回の通知ファイルが残っていると、新しい処理の完了とは区別できません。
  • この2アクションはファイルの読み書き・削除を行いません。ファイル待機は出力変数も作りません。検出後の読み取りには別アクションが必要で、権限・ロック・検出後の移動などによる失敗にも別途対応します。

1使うアクション

  1. アクション 1ファイルを待機する作成済みを待つ。タイムアウトをオン、期間30秒
  2. アクション 2メッセージを表示待機が成功したときだけ「完了.txtを検出しました」

図で見る処理のイメージ

概念図

完了.txtを待つ例です。待機の成功と、30秒の上限を過ぎたエラーでは、次へ進むかどうかが変わります。

見つかったら進む。見つからなければ止まる

C:\PA\待機練習\完了.txt
待機上限 30秒

待機の結果は、次のどちらか一方

上限に達する前に検出

待機を終了して、次へ

「完了.txtを検出しました」
を表示

30秒を待ち切る必要はありません

上限まで見つからない

タイムアウトで停止

待機アクションでエラー
成功メッセージは表示しない

エラー時は停止・再試行なしの設定

最初から存在する場合 → そのまま次へ同名ファイルの「新しい作成」を待つわけではありません。前回のファイルが残っていないか確認します。

タイムアウトをオンにした場合の概念図です。実際の画面・実行結果ではありません。IfやElseを追加する図ではありません。
結果の例

見つかれば成功メッセージへ。見つからないまま上限に達すると、この練習ではフローがエラーで停止します。最初から存在する場合は新しい作成を待ちません。

到着タイミングごとの期待値(実行結果ではありません)
確認ケース待機アクション次のメッセージ
A:開始後、10秒程度で保存検出したら待機を終了表示される。30秒を待ち切らない
B:開始時点ですでに存在新しい作成を待たず終了表示される
C:上限30秒まで作らないタイムアウトエラーで停止表示されない

架空の練習データで示した期待値です。実際のPower Automateフローを実行して確認した結果ではありません。タイムアウト設定はMicrosoft公式の導入案内を根拠にしています。表示名・配置は使用中のバージョンで確認してください。

設定と処理を説明する模式図です。実際の設定画面や実行結果のスクリーンショットではありません。

2実際の設定内容

入力する値・操作手順を確認する8ステップの設定と確認方法
  1. 1

    準備:WindowsのPower Automate for desktopで、新しい手動実行用フローを作ります。書き込みできる練習フォルダー C:\PA\待機練習 を先に用意し、完了.txt がまだないことを確認します。実データのフォルダーは使いません。メモ帳とこのフォルダーを開き、実行中に練習ファイルを保存できるようにします。

  2. 2

    「ファイルを待機する」(表示名の例:ファイルを待機します/Wait for file)を追加します。[ファイルの次の状態を待機します]は「作成済み(Created)」、[ファイル パス]は C:\PA\待機練習\完了.txt にします。このアクションはファイルを作らず、指定した場所に存在する状態を待ちます。

  3. 3

    同じアクションで[タイムアウト エラーで失敗しました(Fail with timeout error)]をオンにし、表示された[期間(Duration)]へ数値の30を入れます。単位は秒です。30秒はこの練習の待機上限で、必ず30秒間止める設定ではありません。タイムアウトの項目を確認できない場合は、上限なしで実行せず、使用中のバージョンと設定画面を確認してください。

  4. 4

    [エラー発生時(On error)]はフローを停止する設定にし、エラー時の再試行はオフにします。「次のアクションに進む」「アクションの繰り返し」などで続行させません。この練習ではOn block errorで囲みません。タイムアウト後に、次の成功メッセージへ進まないことが重要です。

  5. 5

    次に「メッセージを表示」を置き、タイトルは「待機の確認」、本文は「完了.txtを検出しました」、ボタンはOKにします。ファイル待機が成功した場合だけ表示されます。確認後はOKで閉じます。表示中に人の操作を待つ時間は、先ほどの30秒には含まれません。

  6. 6

    確認A・待機中に到着:フローを実行し、「ファイルを待機する」で止まっている間に、メモ帳から完了.txtを練習フォルダーへ保存します。30秒ぎりぎりを避け、10秒程度を目安に保存してください。メッセージが出て次へ進むことを確認します。保存名が完了.txt.txtになっていないか、エクスプローラーで拡張子も確認します。

  7. 7

    確認B・最初から存在:確認Aの完了.txtをそのまま残して再実行します。新しい作成を待たず、成功メッセージへ進むことを確認します。毎回の完了を区別する用途では、出力側と取り決めた実行ごとに異なる通知ファイル名などを使います。

  8. 8

    確認C・未到着:待機対象だけを、まだ存在しない C:\PA\待機練習\完了_未到着.txt に変えて実行し、今回はそのファイルを作りません。設定した30秒の待機上限を過ぎたら待機アクションでエラーになり、成功メッセージが表示されないことを確認します。以前の完了.txtはそのまま残ります。エラーの行・説明を確認し、パスや出力側の処理を見直します。

Microsoft公式ページで確認する

設定を確認できる公式資料