ファイルがあるか確認する
入力.txtの存在を確認し、ある・ないでメッセージを分けるデスクトップフローです。練習用ファイルの準備、2つの分岐とEnd後の共通処理、読み取り前の注意を説明します。
画面上の名前は、表示言語やバージョンによって異なる場合があります。Desktopの例は、フロー作成時に「Power Fx を有効にする」をオフにした標準構文です。Power Fx対応フローでは式・変数参照・インデックスの書き方が異なります。このページでは変数を %変数名% と表記します。出力変数の名前を入力する欄では、前後の % は付けません。
実行前に確認
- Endは条件ブロックの終わりであり、フローを停止するアクションではありません。ない側でもEndの後に置いた読み取り処理は実行されるため、その配置には注意します。
- 存在確認は読み書きできる保証ではありません。権限やファイルのロックで次の操作が失敗することがあります。確認直後に別の処理がファイルを移動・削除することもあるため、後続アクションのエラー処理も必要です。
- これはその時点の存在を調べる例です。ファイルができるまで待つ処理ではありません。待機が必要なら関連記事「ファイルを待つ」の時間制限付きの例を確認します。フォルダーの有無は「フォルダーが存在する場合」で確認します。
- 手動のローカル練習を前提にしています。組織の利用条件とアクセス権を確認し、管理者権限を追加する前提にしません。クラウドからの起動や無人実行には別の接続・ライセンス要件があります。
1使うアクション
- アクション 1ファイルが存在する場合
- アクション 2メッセージを表示存在する場合
- アクション 3Else
- アクション 4メッセージを表示存在しない場合
- アクション 5End分岐の終わり(フロー全体の停止ではない)
- アクション 6メッセージを表示Endの後:存在確認が終わりました
図で見る処理のイメージ
概念図同じフルパスを、ファイルがある状態と別名に退避した状態で比べます。
入力
C:\PAD練習\入力.txt の有無を確認
どちらか一方
ある → 見つかりました/ない → ありません
共通の続き
OKで閉じる → Endの後の「存在確認が終わりました」
分岐内のメッセージはどちらか1つ。その後の共通メッセージは両方のケースで表示します。
| 練習状態 | 分岐内の表示 | End後の表示 |
|---|---|---|
| 入力.txtがある | 入力.txtが見つかりました | 存在確認が終わりました |
| 入力_退避.txtだけがある | 入力.txtがありません | 存在確認が終わりました |
説明用の入力と期待結果です。実際のデスクトップフローでの実行確認はしていません。
設定と処理を説明する模式図です。実際の設定画面や実行結果のスクリーンショットではありません。
2実際の設定内容
入力する値・操作手順を確認する6ステップの設定と確認方法
- 1
準備:WindowsのPower Automate for desktopで手動実行する練習です。自分が利用できる練習用フォルダー C:\PAD練習 を用意し、メモ帳で「練習用」と書いた 入力.txt を保存します。実データは使いません。エクスプローラーで拡張子を表示し、入力.txt.txt になっていないことを確認します。
- 2
「ファイルが存在する場合」:条件=存在する、ファイルパス=C:\PAD練習\入力.txt。フォルダー名だけでなく、ファイル名と拡張子を含むフルパスを指定します。このアクションから新しい出力変数は生成されません。
- 3
条件の内側に「メッセージを表示」を置き、本文=入力.txtが見つかりました。続けてElseを追加し、その内側の「メッセージを表示」は本文=入力.txtがありません。Endで分岐を閉じます。
- 4
Endの後に「メッセージを表示」を1つ追加し、本文=存在確認が終わりました。3つのメッセージはボタン=OK、自動的に閉じる=オフにします。どちらの分岐でも、最初のメッセージでOKを押すと共通のメッセージが出ます。
- 5
ある場合の確認:入力.txtを保存した状態で実行します。「入力.txtが見つかりました」→「存在確認が終わりました」の順です。ない場合の確認:練習用ファイルだけを手動で 入力_退避.txt に名前変更し、フロー内のパスは変えずに再実行します。「入力.txtがありません」→同じ共通メッセージになります。確認後は名前を元に戻します。
- 6
この練習フロー自体はメッセージ表示だけで、ファイルの作成・読み取り・変更・削除をしません。ファイルがない場合に後続処理を止めたいときは、表示だけでは止まりません。入力なしで「フローを停止」を配置する具体例は関連記事のCSV→Excel変換を参照してください。
- 対象環境
- Power Automate for desktop(Windows)
- 更新日
- 2026年10月19日