条件を満たす間だけ繰り返す(0回・1回・3回を確認)
Loop conditionでCounterが3以下の間だけ表示と加算を繰り返します。初期値を1・3・4へ変え、最初の判定、毎回の再判定、ループ後の処理を確かめます。
画面上の名前は、表示言語やバージョンによって異なる場合があります。Desktopの例は、フロー作成時に「Power Fx を有効にする」をオフにした標準構文です。Power Fx対応フローでは式・変数参照・インデックスの書き方が異なります。このページでは変数を %変数名% と表記します。出力変数の名前を入力する欄では、前後の % は付けません。
実行前に確認
- 有人・手動実行の練習です。クラウドサービスへの接続は不要ですが、Power Automate for desktopを利用できるアカウント・環境・ライセンスは必要です。クラウドからの起動や無人実行の要件は別途確認します。
- 表示と加算は両方ともループ内、初期化と終了表示はループ外です。加算を外へ置く、加算量を0にする、内側で毎回1へ戻す、といった変更は条件が偽にならない原因になります。
- 自動的に閉じるをオフにしたメッセージは、OKを押すまで待機します。1つの画面が開いたままなのは、繰り返し続けている状態とは異なります。
- 初期値4では内側が0回でも、ループ後の終了表示は実行されます。Counterの最終値4は、繰り返した回数を表すものではありません。
- 本文の3ケースは数値1・3・4だけを使う練習です。外部入力、負数・小数の扱い、業務の再試行やタイムアウト制御は含みません。手動で停止した場合や、メッセージ表示などが失敗して停止した場合、正常終了時の結果は得られません。
1使うアクション
- アクション 1変数の設定ループの前で1度だけ:Counter = 1
- アクション 2Loop condition毎回、Counter ≤ 3 を判定
- アクション 3メッセージを表示ループ内:加算する前のCounterを表示
- アクション 4変数を大きくするループ内:Counterを1増やす
- アクション 5Endループ内の末尾。次の反復の前に条件を再判定
- アクション 6メッセージを表示Endの外:ループを抜けた後に1度だけ表示
図で見る処理のイメージ
概念図初期値だけを変えて、同じ条件がいつ偽になるかを比べます。まずは1から始め、内側の表示とループ終了の表示を分けて確認します。
Endに着いたら、条件へ戻る
はい:ループ内へ
- いまのCounterを表示OKを押すまで待つ
- Counterを1増やす表示した値の次へ進める
- Endループ内の末尾
増えた値で、上の条件へ戻る
いいえ:ループを抜ける
終了時のCounterを表示
このメッセージは1度だけ
最初から4なら、内側を通らずここへ。内側の表示も加算も飛ばします。初期値1のときの判定1:はい → 2:はい → 3:はい → 4:いいえ3を表示した後に4へ増えるため、内側に4は表示されません。
初期値1では、ループ内に1・2・3が表示され、終了時のCounterは4です。初期値3では内側1回、初期値4では内側0回でも、終了表示はどちらも1回です。
狭い画面では、表を横にスクロールして終了時の値まで確認できます。
| 初期値 | ループ内の表示 | 内側の回数 | 終了表示(各1回) |
|---|---|---|---|
| A:1 | 1 → 2 → 3 | 3回 | Counter = 4 |
| B:3 | 3 | 1回 | Counter = 4 |
| C:4 | 表示も加算もしない | 0回 | Counter = 4 |
表の回数はループ内だけを数えています。終了表示は別に1回あります。条件と加算から導いた期待値で、実際のPower Automateフローを実行して確認した結果ではありません。
設定と処理を説明する模式図です。実際の設定画面や実行結果のスクリーンショットではありません。
2実際の設定内容
入力する値・操作手順を確認する8ステップの設定と確認方法
- 1
準備:WindowsのPower Automate for desktopで練習用フローを作り、Power Fxをオフにします。画面を操作できる状態で手動実行します。ファイル、Excel、接続先は用意しません。最初に「変数の設定」を置き、変数名=Counter、値=数値の 1 にします。数字だけを入力し、引用符は付けません。この初期化はLoop conditionの外側です。
- 2
Loop condition(ループ条件):最初のオペランド=%Counter%、演算子=以下(<=)、2番目のオペランド=数値の 3。条件は初回にも評価されます。Counterは自分で初期化・加算する変数で、Loopの自動カウンターとは異なります。
- 3
Loop conditionとEndの間へ「メッセージを表示」を置きます。タイトル=ループ内、本文=Counter = %Counter%、ボタン=OK、自動的に閉じる=オフ。表示を確認してOKを押すと、その回の次のアクションへ進みます。「回目です」ではなく現在の値を表示するので、初期値3の練習でも回数と混同しません。
- 4
表示の直後、同じループの内側に「変数を大きくする」を置きます。変数名=%Counter%、増加量=数値の 1。更新されるのは同じCounterです。Endに到達すると、増加後のCounterでLoop conditionをもう一度判定します。初期化へは戻りません。
- 5
Endの後、ループの外側へ2つ目の「メッセージを表示」を置きます。タイトル=ループ終了、本文=終了時のCounter = %Counter%、ボタン=OK、自動的に閉じる=オフ。条件が偽になってループを抜けた後に1度だけ表示します。エラー時は既定の「フローを停止」のままとし、失敗後も続行する設定やOn block errorは追加しません。
- 6
確認A:保存して最初から実行します。「ここから実行」は初期化を飛ばすため使いません。「ループ内」のCounterが1→2→3と表示され、その都度OKを押します。3の表示後に4へ増え、次の判定が偽になるため、「ループ終了」で4が表示されます。内側は3回、終了表示を含むダイアログ全体は4回です。最後もOKを押して完了させます。
- 7
確認B・C:最初の「変数の設定」の値だけを3に変え、保存して最初から実行します。内側の3が1回、終了時の4が1回です。次に初期値だけを4へ変えて同様に実行すると、内側の表示も加算も0回で、終了時の4だけが1回表示されます。3回・1回・0回はループ内の実行回数です。各練習の終了後に初期値を1へ戻して保存します。
- 8
違う結果になったら:2回で終わる場合は「未満(<)」になっていないか、同じ数字が続く場合は加算がEndの外に出ていないか/初期化がループ内にないかを確認します。終了表示が繰り返される場合は2つ目のメッセージの位置を確認します。無限ループをわざと実行する練習はしません。意図しない繰り返しはデザイナーの[停止]で実行を止めてから直します。
- 対象環境
- Power Automate for desktop(Windows)
- 更新日
- 2026年10月12日