変数の数値を増減する(計算の途中経過・条件分岐を図解)
練習用の個数を10から1増やして2減らし、残り9を確認します。同じ変数の更新と、10以上かどうかの分岐を表で比べます。
画面上の名前は、表示言語やバージョンによって異なる場合があります。Desktopの例は、フロー作成時に「Power Fx を有効にする」をオフにした標準構文です。Power Fx対応フローでは式・変数参照・インデックスの書き方が異なります。このページでは変数を %変数名% と表記します。出力変数の名前を入力する欄では、前後の % は付けません。
実行前に確認
- 増やす量・減らす量は割合ではなく、足す・引く数です。増分1は1%増ではありません。同じCountが更新されます。
- この例は負の数を禁止しません。0から1増やして2減らすと-1です。実在庫の引当などへ流用する場合は、減算前に不足を止める条件や同時更新対策が別途必要です。
- 入力ダイアログやCSV由来の文字列は、この固定数値の例とは別です。必要なら「テキストを数値に変換」で変換し、変換失敗を数量不足のElse側と混同しないでください。
- Elseは「最終値が10未満」の場合に通ります。アクションのエラーを受け取る分岐ではありません。エラー時は既定の停止を保ちます。
- 有人・手動の練習です。クラウド起動・無人実行へ広げる場合は、実行環境とライセンスを別途確認してください。
1使うアクション
- アクション 1変数の設定Count に数値10
- アクション 2変数を大きくするCount を1増やす → 11
- アクション 3変数を小さくするCount を2減らす → 9
- アクション 4IfCount が10以上か
- アクション 5メッセージを表示必要数を満たしました
- アクション 6Else
- アクション 7メッセージを表示必要数に足りません
- アクション 8EndIfの終わり
図で見る処理のイメージ
概念図架空の個数10に1を足し、その結果から2を引きます。最後に必要数10を満たすかを判定する練習です。
開始
Count = 10
1増やす
10 + 1 = 11
2減らす
11 − 2 = 9
10以上?
9は10未満 → Else側で不足を表示
通常例は10→11→9。「必要数に足りません。残り:9」を表示します。
| 初期値 | 1増やした後 | 2減らした後 | 最後に通る分岐 |
|---|---|---|---|
| 10 | 11 | 9 | Else:必要数に足りません |
| 11 | 12 | 10 | If:必要数を満たしました |
| 12 | 13 | 11 | If:必要数を満たしました |
| 0 | 1 | -1 | Else:負の数も自動では止まらない |
図と表は仕様に基づく練習用の期待値です。実際のPower Automateフローを実行した結果ではありません。
設定と処理を説明する模式図です。実際の設定画面や実行結果のスクリーンショットではありません。
2実際の設定内容
入力する値・操作手順を確認する9ステップの設定と確認方法
- 1
準備:WindowsのPower Automate for desktopで、Power Fxをオフにした練習用フローを作ります。架空の個数だけを手動で計算し、実在庫・Excel・外部サービスは更新しません。
- 2
変数の設定:変数名を Count、値を %10% にします。%10%は数値の式です。引用符で囲んだ文字列を指定せず、変数ペインで数値になっていることを確認します。
- 3
変数を大きくする:変数名に %Count%、増やす量に数値 1 を設定します。Count は10から11になります。別の結果変数を作る操作ではありません。
- 4
変数を小さくする:変数名に同じ %Count%、減らす量に数値 2 を設定します。11から2を引くので、Count は9になります。最初の10から引き直す計算ではありません。
- 5
If:最初のオペランドは %Count%、演算子は「以上」(>=)、2番目は数値 10。増減の後に置くため、最終的な個数を判定します。
- 6
Ifの中に「メッセージを表示」を置き、本文を「必要数を満たしました。残り:%Count%」にします。Else側にも同じアクションを置き、本文を「必要数に足りません。残り:%Count%」にします。各ボタンはOK、自動で閉じるはオフ。最後はEndで閉じます。
- 7
先頭から手動実行し、「必要数に足りません。残り:9」が表示されることを確認します。途中経過を調べるときはステップ実行し、変数ペインのCountが10→11→9と変わるかを見ます。OKで表示を閉じます。
- 8
境界を比較:初期値だけ %11% に変えて先頭から実行すると最終値10でIf側、%12%なら最終値11でIf側になります。初期値 %0% では最終値-1でElse側です。確認後は %10% に戻します。
- 9
再実行:先頭の設定から実行すれば毎回10に戻ります。増減の2アクションだけを同じCountへ再び実行すると9→10→8です。繰り返しの合計を数える用途では、初期化をループの外に置きます。
- 対象環境
- Power Automate for desktop(Windows)
- 更新日
- 2026年10月15日