IfとElseで金額の確認先を分ける(1万円の境界・合流を図解)
Power Automate for desktopのIfとElseで金額を判定。8000・9999・10000・10001の具体例と、選ばれた枝からEnd後へ戻る流れを図と表で確認します。
画面上の名前は、表示言語やバージョンによって異なる場合があります。Desktopの例は、フロー作成時に「Power Fx を有効にする」をオフにした標準構文です。Power Fx対応フローでは式・変数参照・インデックスの書き方が異なります。このページでは変数を %変数名% と表記します。出力変数の名前を入力する欄では、前後の % は付けません。
実行前に確認
- ElseはIfの条件が偽だったときの枝です。例外・接続失敗を受け止めるエラー処理ではありません。
- 10000ちょうどはIf側です。9999はElse側、10001はIf側です。IfとElseの両方を順番に実行するわけではありません。
- この練習の前提は0以上の数値です。空欄・文字列・負数を有効な申請として扱う例ではありません。フォームやExcelの値を使う場合は、数値への変換と範囲確認を先に行い、変換失敗を通常処理へ流さないでください。
- 共通表示はEndの後です。Else内に置くと、If側を通った場合に表示されません。OKを押すまで待機する設定なので、表示中に次へ進まなくても故障とは限りません。
- 「分岐の練習終了」は承認済み・送信済みを意味しません。この例では依頼の送信や業務データの更新を行いません。
1使うアクション
- アクション 1変数の設定Amount=数値8000
- アクション 2If%Amount% が10000以上
- アクション 3メッセージを表示責任者の確認が必要
- アクション 4Else条件を追加しない
- アクション 5メッセージを表示通常の確認へ進む
- アクション 6EndIfとElseを閉じる
- アクション 7メッセージを表示分岐の練習終了(共通表示)
図で見る処理のイメージ
概念図架空の申請金額で確認先を表示する練習です。1万円以上なら責任者、1万円未満なら通常の確認へ進み、どちらもEndの後で合流します。
1万円以上? 選ばれる枝は1つ
If:%Amount% >= 10000入力は0以上の数値。この練習では8000から開始
10000・10001の例
責任者の確認が必要OKを押す ↓8000・9999の例
通常の確認へ進むOKを押す ↓Endで合流 ↓共通の表示:分岐の練習終了
8000なら「通常の確認へ進む」→OK→「分岐の練習終了」。10000なら「責任者の確認が必要」→OK→同じ共通表示です。
| Amount(数値) | 判定結果・選ばれる枝 | 最初の表示 | OK後の共通表示 |
|---|---|---|---|
| 8000 | 偽:Else | 通常の確認へ進む | 分岐の練習終了 |
| 9999 | 偽:Else | 通常の確認へ進む | 分岐の練習終了 |
| 10000 | 真:If | 責任者の確認が必要 | 分岐の練習終了 |
| 10001 | 真:If | 責任者の確認が必要 | 分岐の練習終了 |
数値の比較から求めた期待値です。実際のPower Automateフローを実行して確認した結果ではありません。
設定と処理を説明する模式図です。実際の設定画面や実行結果のスクリーンショットではありません。
2実際の設定内容
入力する値・操作手順を確認する8ステップの設定と確認方法
- 1
準備:Windows版Power Automate for desktopで、Power Fxをオフにした練習用デスクトップフローを作り、手動で実行します。この例は固定金額を画面表示するだけです。Excel・Teams等の接続や実際の承認依頼は不要です。利用できる実行方法・ライセンスは組織の契約を確認してください。
- 2
「変数の設定」で変数名をAmount、値を数値8000にします。カンマ・円記号・引用符を付けません。実行中の変数ペインで数値として扱われていることを確認します。
- 3
「If」を追加します。最初のオペランドは %Amount%、演算子は「以上である(>=)」、2番目のオペランドは数値10000です。「より大きい(>)」にすると10000ちょうどの行き先が変わります。
- 4
If内に「メッセージを表示」を置き、本文を「責任者の確認が必要」にします。ボタンはOK、自動的に閉じる=オフにします。
- 5
IfとEndの間に「Else」を置きます。Elseには条件の入力は不要です。Else内の「メッセージを表示」の本文を「通常の確認へ進む」、ボタンをOK、自動的に閉じる=オフにします。
- 6
If・Else全体を1つのEndで閉じます。Endの後に、入れ子ではない「メッセージを表示」を追加し、本文を「分岐の練習終了」にします。これもOKボタン、自動的に閉じる=オフです。
- 7
Amount=8000で先頭から実行します。「通常の確認へ進む」が出たらOKを押し、続けて共通表示「分岐の練習終了」が出ることを確認します。「責任者の確認が必要」は表示されない想定です。
- 8
最初の変数設定だけを9999・10000・10001に変更し、毎回先頭から実行して表の期待値と比べます。枝の表示と共通表示でそれぞれOKを押します。確認後は8000へ戻します。
- 対象環境
- Power Automate for desktop(Windows)
- 更新日
- 2026年10月15日