請求書から金額や日付を読み取る
SharePointへ届いた請求書をAI Builderで読み取り、Excelの確認用テーブルへ記録します。
画面上の名前は、表示言語やバージョンによって異なる場合があります。クラウドフローはトリガー(フローを開始する条件)から始まり、その後にアクションを実行します。値の受け渡しには、前のステップの出力を選ぶ「動的コンテンツ」を使います。式は[式]欄へ入力します。
実行前に確認
- 各コネクタへの接続、対象への権限、組織の利用ポリシーとライセンス条件を確認してください。
- AI Builderの利用可能な環境・容量・クレジット等を管理者と確認してください。無料や無制限とは限りません。
- 誤読・未検出があり得ます。請求日と金額を原本と照合するまでは支払いや確定記帳に使いません。
1使うトリガーとアクション
- トリガーファイルが作成されたとき (プロパティのみ)
- アクションファイル コンテンツの取得
- アクション請求書から情報を抽出する
- アクション表に行を追加する
表で見る入力と処理結果
架空データ請求書から抽出した転記候補をInvoicesへ追加し、人が確認する例です。
クラウド:Excelテーブル
OneDrive for Business または SharePoint 上の .xlsx。対象は名前付きExcelテーブルです。 Invoicesは追加前A1:D2、追加後A1:D3。1行目が見出しです。
以下は手順に沿った期待値です。実際のPower Automate・Excel環境で実行して確認した結果ではありません。セルや行の着目箇所には「●」を付けています。
追加前のExcel
| 請求書番号 | 請求日 | 請求額 | 確認状態 |
|---|---|---|---|
| INV-023 | 2026-09-30 | 6800 | 確認済み |
Invoices:請求書番号・請求日・請求額 ← AI Builderの対応する出力、確認状態 ← 固定文字「要確認」
今回の転記候補
| 請求書番号 | 請求日 | 請求額(数値出力) |
|---|---|---|
| ● INV-024 | ● 2026-10-01 | ● 12800 |
追加後のExcel
| 請求書番号 | 請求日 | 請求額 | 確認状態 |
|---|---|---|---|
| INV-023 | 2026-09-30 | 6800 | 確認済み |
| ● INV-024 | ● 2026-10-01 | ● 12800 | ● 要確認 |
INV-024が「要確認」で1行加わります。原本との照合が済むまで確定した請求情報として扱いません。
- この例の請求額はInvoice totalの数値出力を使う想定です。Amount due(未払額)とは用途が異なるため、採用する項目を確認します。
- 日付は読みやすく日付部分を示しています。標準化された日付出力には時刻を含むため、実際の出力とExcelの表示形式を確認してください。
- 誤読や未検出があり得ます。抽出成功や金額の正確さをこの表が保証するものではありません。
図で見る処理のイメージ
概念図SharePointへ届いた請求書をAI Builderで読み取り、Excelの確認用テーブルへ記録します。
請求書到着
専用フォルダーにPDF
読み取り
AIが日付と金額を抽出
確認用台帳
Excelへ「要確認」で追加
請求書の転記候補を作り、人が確認できます。
設定例に沿った成功時の概念図です。実際の画面や実行結果ではなく、成功・配信を保証するものではありません。
設定と処理を説明する模式図です。実際の設定画面や実行結果のスクリーンショットではありません。
2実際の設定内容
入力する値・操作手順を確認する4ステップの設定と確認方法
- 1
SharePointトリガー:請求書専用ライブラリまたはフォルダーを監視します。ファイルコンテンツ取得の識別子にトリガーのファイル識別子を入れます。
- 2
AI Builderの請求書ファイルに取得したファイルコンテンツを指定します。1つの請求書だけを含むPDFを使います。
- 3
Excel Online (Business):保存場所、ライブラリ、ブック、既存テーブル Invoices を選択。事前に請求書番号・請求日・請求額・確認状態の列を用意します。
- 4
各列にAI Builderの対応する動的コンテンツを選択し、請求額には数値出力を使います。確認状態には「要確認」と固定入力します。
- 対象環境
- Power Automate クラウドフロー
- 更新日
- 2026年10月11日