Teamsのチャネルで担当者1人にメンションして通知する
Teamsの標準チャネルへ、担当者1人のメンショントークンを使って確認依頼を投稿します。文字だけの@名前との違い、投稿しない練習、失敗時の確認を図表で説明します。
画面上の名前は、表示言語やバージョンによって異なる場合があります。クラウドフローはトリガー(フローを開始する条件)から始まり、その後にアクションを実行します。値の受け渡しには、前のステップの出力を選ぶ「動的コンテンツ」を使います。式は[式]欄へ入力します。
まずは、できあがりをイメージ
@自分 【練習】確認依頼 DEMO-001:会議資料の確認をお願いします。
- 本文を用意架空の確認依頼を作成
- まずは投稿しない「いいえ」で分岐を確認
- 許可後に1回投稿自分へのメンションを確認
ラボガイドのひとこと
まず「いいえ」。本文と分岐だけ、落ち着いて確認しよう。
投稿前の約束:既存の権限で練習投稿を許可された標準チャネルを使い、対象は自分1人。本文はチームのメンバーに見えるため、機密情報は入れません。「いいえ」ではTeamsへ投稿しません。
1使うトリガーとアクション
フローに追加する部品を見るトリガーと「条件」「作成」などのアクション名を順番に確認
- トリガー手動でフローをトリガーするはい/いいえ入力「投稿する」を追加。練習は「いいえ」
- アクション作成MessagePreview:固定文だけを確認
- アクション条件「投稿する」がブール値 true と等しいか
- アクションユーザーの @mention トークンを取得するはい側:練習用の自分の組織アカウント1人
- アクションチャットまたはチャネルでメッセージを投稿するはい側:取得成功後だけ、標準チャネルにトークン+本文を投稿
- アクション作成いいえ側:「投稿をスキップしました」
投稿する/しないの流れを見る分かれ道の図・投稿文の組み立て方・テスト結果の見本
図で見る処理のイメージ
概念図架空の依頼DEMO-001を、自分へのメンション付きで練習チャネルへ投稿する例です。最初は投稿をスキップして本文だけを確かめます。
いいえ(false)
「作成」でスキップ文を出力
投稿せずに終了
トークン取得もスキップします
はい(true)
自分1人のメンショントークンを取得
取得が成功した場合だけ
標準チャネルへ投稿
取得失敗 → 既定では投稿をスキップし、履歴で原因を確認
模式図です。実際の設定画面・投稿結果ではありません。メンション対象が1人でも、チャネル本文はチームのメンバーに見えます。
メンション対象は1人、投稿先はチャネルです。個人チャットや全員メンションとは別の使い方です。
| 入力・状態 | トークン取得 | 投稿・確認結果 |
|---|---|---|
| いいえ(false) | スキップ | Teams投稿なし。MessagePreviewとスキップ文を確認 |
| はい(true)+取得成功 | 成功 | 次の投稿アクションへ進む。成功後は対象チャネルを確認 |
| はい(true)+UPN不正などで取得失敗 | 失敗 | 既定では投稿はスキップ。実行履歴で原因を確認 |
| はい(true)+投稿アクション失敗 | 成功済み | 成功扱いにせず、エラーとTeams側の投稿有無を照合 |
架空の入力と期待される処理例です。実際のフローを実行して確認した結果ではありません。
設定と処理を説明する模式図です。実際の設定画面や実行結果のスクリーンショットではありません。
2実際の設定内容
練習用の場所と自分のアカウントを用意
準備許可された標準チャネル・組織アカウント・自分1人を用意
練習用の場所と自分のアカウントを用意の設定・補足
準備:Teamsを利用できる組織アカウントと、練習投稿を許可されたチーム内の標準チャネルを使います。
標準チャネルの本文はそのチームのメンバーに見えるため、機密情報を含めません。
最初のメンション対象はそのチームに参加している自分1人にします。
既存の権限で投稿できる場所を選んでください。
投稿する/しないの入力を作る
入力手動トリガーに「はい/いいえ」入力「投稿する」を追加
投稿する/しないの入力を作るの設定・補足
インスタント クラウド フローを作り、「手動でフローをトリガーする」に「はい/いいえ」の入力を追加して「投稿する」と名付けます。
テキスト入力ではなくブール値の入力です。
実行時は最初に「いいえ」を選びます。
確認依頼の本文を用意
入力「作成」をMessagePreviewに改名。入力:【練習】確認依頼 DEMO-001:会議資料の確認をお願いします。
確認依頼の本文を用意の設定・補足
データ操作の「作成」を追加してMessagePreviewに改名します。
入力は固定文「【練習】確認依頼 DEMO-001:会議資料の確認をお願いします。」です。
架空の依頼なので、実際の文書URL・氏名・顧客情報を入れる必要はありません。
投稿する条件とスキップ側を設定
条件「投稿する」=式 true。いいえ側は「作成」でスキップ文
投稿する条件とスキップ側を設定の設定・補足
「条件」の左側にはトリガーの動的コンテンツ「投稿する」、演算子は「次の値に等しい」、右側は式欄から true を入力します。
引用符を付けた文字列や日本語の「はい」と比較しません。
いいえ側は「作成」に「投稿をスキップしました」と入力するだけにします。
はい側で自分のメンショントークンを取得
操作はい側に「ユーザーの @mention トークンを取得する」。自分のUPNを指定
はい側で自分のメンショントークンを取得の設定・補足
はい側の最初にMicrosoft Teamsの「ユーザーの @mention トークンを取得する」を置きます。
「ユーザー」には自分の組織のユーザープリンシパル名(UPN、通常はサインインに使うメール形式の名前)を1人分指定します。
表示名や複数アドレスのカンマ区切りではありません。
メールアドレスとUPNが異なる組織では、正しいUPNまたはユーザーIDを確認します。
同じはい側に投稿アクションを置く
設定同じはい側に投稿を追加。フローボット → チャネル。練習用チーム・標準チャネルを選択。トークン取得成功時だけ実行
同じはい側に投稿アクションを置くの設定・補足
その直後、同じはい側にTeamsの「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」を追加します。
投稿者は「フローボット」、投稿先は「チャネル」。
練習用のチームと標準チャネルを選びます。
直前のトークン取得が成功した場合にだけ動く、既定の実行条件を保ちます。
メッセージ欄にトークンと本文を並べる
入力動的コンテンツの「@mention トークン」+空白か改行+MessagePreviewの出力
メッセージ欄にトークンと本文を並べるの設定・補足
投稿のメッセージ欄では、先頭に「ユーザーの @mention トークンを取得する」の動的コンテンツ「@mention トークン」を挿入し、空白または改行を置き、MessagePreviewの「出力」を挿入します。
@山田などの文字を直接打つだけでは、ここで説明するメンショントークンの挿入になりません。
トークンの内部HTMLを手書きする必要はありません。
まず「いいえ」で投稿せずに確認
確認最初は「いいえ」。本文とスキップを確認。通知の動作確認にはなりません
まず「いいえ」で投稿せずに確認の設定・補足
まず「投稿する=いいえ」で手動テストします。
MessagePreviewの出力が固定文どおりで、はい側のトークン取得・投稿がスキップされ、いいえ側の「作成」が実行されることを確認します。
この練習ではTeamsへ投稿しません。
トークンや通知の動作まで確認したことにはなりません。
許可を確認して「はい」で1回投稿
確認投稿先・対象を再確認。許可された場合だけ「はい」で1回。投稿後は本文・対象を確認
許可を確認して「はい」で1回投稿の設定・補足
投稿先と対象ユーザーをもう一度確認し、実際の試験投稿が許可されている場合にだけ「投稿する=はい」で1回実行します。
投稿アクションの成功、指定チャネルの本文、メンション対象の一致を別々に確認します。
成功表示だけでは相手が通知を見た・依頼を読んだことは確認できません。
失敗時は履歴と投稿先を確認
注意再実行前に既存の投稿を確認。失敗と「投稿しない」分岐を区別
失敗時は履歴と投稿先を確認の確認方法
トークン取得が失敗したらユーザーのUPN/IDとTeams接続を、投稿が失敗したらチーム・標準チャネル・接続権限・Workflowsアプリの許可を実行履歴と照合します。
失敗やタイムアウトを「投稿しない」分岐と混同しないでください。
再実行前にTeams側に既に投稿がないかを確認します。
実行前に確認
- Microsoft Teamsコネクタへの接続、Teamsを利用できる契約、Power Automateの実行権利、組織のDLPポリシーとWorkflowsアプリの許可を確認してください。標準コネクタでも全契約で追加費用なしとは限りません。管理者による許可が必要な環境では先に相談します。
- この例は同じ組織のユーザー1人と標準チャネルに限定します。ユーザー用トークンはチーム全員・チャネル全員へのメンションではありません。タグ用トークンは別アクションで、投稿者などの条件も異なります。プライベートチャネルや組織外・ゲスト向けにそのまま流用しないでください。
- メンション対象を1人にしても、チャネル本文の閲覧範囲は狭くなりません。個人だけへ送る目的なら関連する「Teamsへチャットを送る」を参照してください。
- 通知の見え方は受信者のTeams・端末設定にも影響されます。緊急通知や既読確認を保証するフローではありません。
- 投稿の再試行・手動再実行による重複を防ぐ仕組みは含みません。実行履歴にはUPNや本文が残るため、練習では架空の用件だけを使います。
- このフローボットの例は商用テナント向けです。政府機関向けGCC/GCCH/DoDではフローボットの投稿者を利用できないため、この手順の対象外です。
- 対象環境
- クラウドフロー(Microsoft 365 組織アカウント)
- 更新日
- 2026年10月11日