ExcelをPDFで保存する
Excelの印刷画面を操作し、アクティブシートをMicrosoft Print to PDFで出力します。
画面上の名前は、表示言語やバージョンによって異なる場合があります。Desktopの例は、フロー作成時に「Power Fx を有効にする」をオフにした標準構文です。Power Fx対応フローでは式・変数参照・インデックスの書き方が異なります。このページでは変数を %変数名% と表記します。出力変数の名前を入力する欄では、前後の % は付けません。
実行前に確認
- Windows版ExcelがインストールされたPCで使います。例の C:\PA フォルダーと入力ファイルを先に用意してください。
- Microsoft Print to PDFが必要です。UI要素は手元のExcelで登録します。待機対象が現れない場合に備え、本番運用では待機期限とエラー時の終了処理を設計します。
- 未使用のPDF名で試してください。既存ファイルがあると上書き確認で止まったり、ファイル待機が早く終わったりします。ファイルの存在だけで全ページの書き込み完了を保証しません。
- 印刷前に対象シートだけを選択し、グループ選択を解除します。印刷設定を「アクティブ シートを印刷」にし、プレビューが意図した帳票・印刷範囲であることを確認してください。必要なら、この設定のUI操作もフローへ追加します。
1使うアクション
- アクション 1Excel の起動ExcelInstanceで帳票を表示
- アクション 2キーを送信するExcelへCtrl+P
- アクション 3ウィンドウ コンテンツを待機する印刷画面のプリンター選択を待つ
- アクション 4ウィンドウの UI 要素をクリックするプリンター選択を開く
- アクション 5ウィンドウの UI 要素をクリックするMicrosoft Print to PDFを選ぶ
- アクション 6ウィンドウの UI 要素をクリックする印刷を実行
- アクション 7ウィンドウ コンテンツを待機する保存画面のファイル名欄を待つ
- アクション 8ウィンドウ内のテキスト フィールドに入力するPDFのフルパス
- アクション 9ウィンドウ内のボタンを押す保存
- アクション 10ファイルを待機する出力PDFの作成を待つ
- アクション 11Excel を閉じる保存せず閉じる
表で見る入力と処理結果
架空データ印刷範囲に入れた小さな帳票をPDFへ出力する例です。表はExcel側の元データを示しています。
Desktop:Excelブック/ワークシート
入力:C:\PA\帳票.xlsx のアクティブシート /出力:C:\PA\帳票.pdf
以下は手順に沿った期待値です。実際のPower Automate・Excel環境で実行して確認した結果ではありません。セルや行の着目箇所には「●」を付けています。
Excelの印刷元データ
| 行 | A:商品 | B:数量 |
|---|---|---|
| 1 | ● 商品 | ● 数量 |
| 2 | ● みかん | ● 5 |
| 3 | ● りんご | ● 10 |
この説明例では印刷範囲を A1:B3 に設定済みとします。印刷画面で Microsoft Print to PDF を選び、帳票.pdfへ出力します。
PDFを開いて確認する内容
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 出力ファイル | C:\PA\帳票.pdf |
| 含めたい内容 | 見出し「商品・数量」と商品2件 |
| ページ内容 | 文字や表が欠けず、不要なシートがない |
| 元ブック | Excelのセル値は変更しない |
期待する出力は帳票.pdfです。存在するだけで完成とは判断せず、PDFを開いてページ数と内容を確認します。
- 印刷対象が意図したアクティブシート1枚であることを確認します。複数シートをグループ選択したままにしないでください。
- 実際のPDFの配置・ページ数は、印刷範囲、改ページ、用紙、余白、拡大縮小などで変わります。この表と同じ外観になる保証はありません。
- 未使用の出力ファイル名で試します。PDFの存在確認だけでは、全ページの書き込み完了を保証しません。
図で見る処理のイメージ
概念図Excelの印刷画面を操作し、アクティブシートをMicrosoft Print to PDFで出力します。
帳票シート
印刷範囲を設定済み
PDF印刷
Print to PDFを選んで保存
出力
帳票.pdfができる
画面操作でPDFを出力する例です。Excelの保存アクションの形式選択だけでPDF化する手順ではありません。
設定例に沿った成功時の概念図です。実際の画面や実行結果ではなく、成功・配信を保証するものではありません。
設定と処理を説明する模式図です。実際の設定画面や実行結果のスクリーンショットではありません。
2実際の設定内容
入力する値・操作手順を確認する5ステップの設定と確認方法
- 1
Excelの起動:C:\PA\帳票.xlsx を表示ありで開き、ExcelInstance にします。アクティブシートの印刷範囲・改ページは事前に設定します。
- 2
キーを送信する:ExcelウィンドウをUI要素で指定し、キー選択機能でCtrl+Pを登録します。
- 3
ウィンドウ コンテンツを待機する:印刷画面のプリンター選択UI要素を待ちます。続けて「プリンター選択を開く」「Microsoft Print to PDFを選ぶ」「印刷を押す」の3つのUI要素クリックを、この順に別アクションで登録します。
- 4
2つ目の待機で保存ダイアログのファイル名欄を待ちます。入力アクションに C:\PA\帳票.pdf を設定し、保存ボタンを押します。
- 5
ファイルを待機する:条件は作成済、パスは C:\PA\帳票.pdf。その後 ExcelInstance を保存せず閉じます。出力の完成とページ内容はPDFを開いて確認してください。
- 対象環境
- Power Automate for desktop(Windows)
- 更新日
- 2026年10月11日