同じ列構成のExcelを1つの表へまとめる
各Excelの見出しを除くデータを、集約用ブックの末尾へ順番に追加します。
画面上の名前は、表示言語やバージョンによって異なる場合があります。Desktopの例は、フロー作成時に「Power Fx を有効にする」をオフにした標準構文です。Power Fx対応フローでは式・変数参照・インデックスの書き方が異なります。このページでは変数を %変数名% と表記します。出力変数の名前を入力する欄では、前後の % は付けません。
実行前に確認
- 集約先やExcelの一時ファイル(~$で始まるファイル)は入力フォルダーへ置かないでください。
- 列の順序・型を統一します。この例は値の集約で、書式や数式の複製ではありません。再実行すると同じデータも追加されます。
1使うアクション
- アクション 1Excel の起動
- アクション 2アクティブな Excel ワークシートを設定する
- アクション 3フォルダー内のファイルを取得
- アクション 4For eachFilesを処理。後述のEndまでが内側
- アクション 5Excel の起動元ファイル
- アクション 6アクティブな Excel ワークシートを設定する元の「明細」
- アクション 7Excel ワークシートから読み取る先頭行は列名
- アクション 8Excel ワークシートから列における最初の空の行を取得する集約先のA列
- アクション 9Excel ワークシートに書き込むデータテーブルを追記
- アクション 10Excel を閉じる元を保存せず閉じる
- アクション 11EndFor eachの終わり
- アクション 12Excel を閉じる
表で見る入力と処理結果
架空データ同じ見出しを持つ2冊の明細を、集約.xlsxの見出しの下へ追加します。
Desktop:Excelブック/ワークシート
入力:C:\PAD練習\入力 内の各.xlsxの「明細」/出力:C:\PAD練習\集約.xlsx の「集約」
以下は手順に沿った期待値です。実際のPower Automate・Excel環境で実行して確認した結果ではありません。セルや行の着目箇所には「●」を付けています。
入力1冊目の例
| 行 | A:商品 | B:数量 |
|---|---|---|
| 1 | 商品 | 数量 |
| 2 | みかん | 5 |
| 3 | バナナ | 8 |
各入力の先頭行を列名として %ExcelData% に読み取り、集約先A列の空き行 %AppendRow% から値を追記します。集約先は A1=商品・B1=数量 の見出しだけで開始します。
入力2冊目の例
| 行 | A:商品 | B:数量 |
|---|---|---|
| 1 | 商品 | 数量 |
| 2 | りんご | 10 |
集約・保存後の期待値
| 行 | A:商品 | B:数量 |
|---|---|---|
| 1 | 商品 | 数量 |
| 2 | ● みかん | ● 5 |
| 3 | ● バナナ | ● 8 |
| 4 | ● りんご | ● 10 |
1冊目を A2 から、2冊目を A4 から追記し、商品3件の集約表を保存します。入力ファイルは保存せず閉じます。
- ファイル名と処理順は説明用です。実際の並びは %Files% の順に依存し、この記事の設定だけではファイル名順を保証しません。
- 列は両方とも商品→数量の順にそろえ、A列に途中の空白がない状態で使います。再実行すると同じ明細も追加されます。
- 集約するのは値です。入力の書式や数式そのものを複製する例ではありません。
図で見る処理のイメージ
概念図各Excelの見出しを除くデータを、集約用ブックの末尾へ順番に追加します。
入力
2冊に同じ見出しと明細
繰り返す
1冊ずつ読み取る
追記
集約表の空き行へ値を追加
保存
見出し1行+全明細
複数ブックの明細が1つの表になります。
図は設定例の流れを表したもので、実行結果の画面ではありません。
設定と処理を説明する模式図です。実際の設定画面や実行結果のスクリーンショットではありません。
2実際の設定内容
入力する値・操作手順を確認する6ステップの設定と確認方法
- 1
準備:入力フォルダー C:\PAD練習\入力 の各.xlsxに「明細」シートを用意します。A1=商品、B1=数量、A列に空白なし。集約先 C:\PAD練習\集約.xlsx の「集約」には同じ見出しだけを置きます。
- 2
集約.xlsx を開き %DestinationExcel% にし、「集約」をアクティブ化します。フォルダー内のファイルを取得は入力フォルダー、*.xlsx、サブフォルダーなし、出力 %Files% にします。
- 3
For eachの値 %Files%、現在の項目 %CurrentFile%。各 %CurrentFile.FullName% を開き %SourceExcel% にして「明細」を選びます。
- 4
読み取りは %SourceExcel% の使用範囲、先頭行を列名にする設定をオン、出力 %ExcelData%。入力には1件以上の明細があるファイルだけを用意します。
- 5
集約先 %DestinationExcel% のA列の最初の空き行を %AppendRow% に受け取り、A列・%AppendRow% 行を開始位置として %ExcelData% を書き込みます。見出しは書き足しません。
- 6
ループ内で %SourceExcel% を保存せず閉じます。Endの後で %DestinationExcel% を保存して閉じます。
- 対象環境
- Power Automate for desktop(Windows)
- 更新日
- 2026年10月11日