リストの重複を削除する(大文字・小文字と件数を確認)
重複を取り除く前後の件数を表示し、大文字・小文字を区別する設定で結果が変わることを確かめます。
画面上の名前は、表示言語やバージョンによって異なる場合があります。Desktopの例は、フロー作成時に「Power Fx を有効にする」をオフにした標準構文です。Power Fx対応フローでは式・変数参照・インデックスの書き方が異なります。このページでは変数を %変数名% と表記します。出力変数の名前を入力する欄では、前後の % は付けません。
実行前に確認
- この練習はPC上の有人・手動実行向けです。Excel、メール、クラウドサービスへの接続は不要です。クラウドからの起動や無人実行の権利は別なので、利用アカウントとライセンスを確認してください。
- 元のCitiesは更新されます。比較するたびに「テキストの分割」から実行し直してください。削除済みリストで途中から再開しても、消えた項目は戻りません。BeforeCountは件数だけの記録で、元リストのバックアップではありません。
- 大文字・小文字を区別しない設定は文字の比較用です。空白の除去や全角・半角の統一などの前処理は別に考えます。この例は空欄や型が混在するリストを扱いません。
- メッセージはOKを押すまで待機します。メッセージが開いている状態をフリーズと取り違えないでください。エラーで停止した場合は、失敗したアクション・変数名・入力型を確認してから最初から実行します。途中失敗では最後の確認表示まで進めません。
1使うアクション
- アクション 1テキストの分割4項目のCitiesを作る
- アクション 2変数の設定BeforeCountに処理前の件数を保存
- アクション 3リストから重複する項目を削除Cities自体が更新される
- アクション 4テキストの結合更新後のCitiesを表示用の文字へ
- アクション 5メッセージを表示処理前・処理後の件数と内容を確認
図で見る処理のイメージ
概念図同じ4項目を毎回作り直し、比較の設定だけを変えます。図の2つの結果は、別々に実行した場合の期待値です。
同じ4項目でも、比較の設定で3件・2件に分かれる
処理前のCities4項目
- 東京
- Osaka
- osaka
- 東京
以下は、元の4項目からそれぞれ実行する比較です
大文字・小文字を区別しない
オフ 区別する
4項目→3項目
同じ「東京」だけが1つにまとまる大文字・小文字を区別しない
オン 区別しない
まとめて ×1
4項目→2項目
Osakaとosakaも、同じ項目として扱う結果が入るのは、どちらも同じCities別の結果リストは作られません。設定を変えるときは、最初の「テキストの分割」からやり直します。
オフ:4件→3件。オン:4件→2件。新しい結果リストが増えるのではなく、Citiesの中身が変わります。
狭い画面では、表を横にスクロールして確認内容まで読めます。
| 確認用の入力 | 大文字・小文字を区別しない | 処理前 → 処理後 | 確認する内容 |
|---|---|---|---|
| A:東京,Osaka,osaka,東京 | オフ | 4件 → 3件 | 東京は1項目。Osakaとosakaは別項目 |
| B:東京,Osaka,osaka,東京 | オン | 4件 → 2件 | 東京は1項目。Osakaとosakaはまとめて1項目 |
| C:東京,大阪,東京 | オフ | 3件 → 2件 | 東京と大阪がそれぞれ1項目 |
各ケースは入力から作り直す独立した確認です。記載値は仕様から導いた期待値で、実際のPower Automateフローを実行して確認した結果ではありません。
設定と処理を説明する模式図です。実際の設定画面や実行結果のスクリーンショットではありません。
2実際の設定内容
入力する値・操作手順を確認する9ステップの設定と確認方法
- 1
準備:Windows版Power Automate for desktopで、Power Fxをオフにした練習用フローを作ります。入力は架空の文字列「東京,Osaka,osaka,東京」です。引用符は入力せず、カンマは半角にし、前後に空白を入れません。ファイルやExcelは用意不要です。
- 2
テキストの分割(Split text):分割するテキスト=東京,Osaka,osaka,東京、区切り記号の種類=カスタム、カスタム区切り記号=,、正規表現=オフにします。既定の出力TextListをCitiesへ変更します。これで文字のリストが4項目できます。
- 3
変数の設定:変数名=BeforeCount、値=%Cities.Count% にします。重複削除の直前の件数4を、数値として残すステップです。Cities全体のコピーを作っているわけではありません。
- 4
リストから重複する項目を削除(Remove duplicate items from list):対象リスト=%Cities%。「重複する項目の検索時に大文字と小文字を区別しない(Ignore text case)」をオフにします。別の出力変数は作られず、Cities自体が更新されます。
- 5
テキストの結合(Join text):結合するリスト=%Cities%、項目の区切り=カスタム、カスタム区切り記号=、 にします。出力はJoinedTextです。これは表示用の単一テキストで、件数を数える対象は引き続きCitiesです。
- 6
メッセージを表示:タイトル=重複削除の確認、本文=「処理前:%BeforeCount%件/処理後:%Cities.Count%件/内容:%JoinedText%」、ボタン=OK、自動的に閉じる=オフにします。本文の外側の引用符は入力しません。
- 7
確認A:保存して最初から実行します。期待値は処理前4件・処理後3件です。東京の重複だけがまとまり、Osakaとosakaは別項目として残ります。内容欄と件数を確認し、OKで閉じます。表示順は合否の基準にしません。
- 8
確認B:重複削除の「大文字と小文字を区別しない」だけをオンに変更し、保存して最初から実行します。期待値は処理前4件・処理後2件です。東京が1項目、Osakaとosakaのまとまりが1項目になります。どちらの表記が残るかや順序は、この練習の判定対象外です。
- 9
確認C:比較が終わったら入力だけを東京,大阪,東京に変更し、設定をオフへ戻して保存・最初から実行します。期待値は処理前3件・処理後2件で、東京と大阪が残ります。最後に入力を東京,Osaka,osaka,東京へ戻して保存します。
- 対象環境
- Power Automate for desktop(Windows)
- 更新日
- 2026年10月13日