リストへ項目を追加する(条件に合う値を集める・途中経過を図解)
3件の商品名を順番に調べ、条件に合うりんごだけを別のリストに追加します。追加しない分岐と、重複を残した2件の結果を表で確認します。
画面上の名前は、表示言語やバージョンによって異なる場合があります。Desktopの例は、フロー作成時に「Power Fx を有効にする」をオフにした標準構文です。Power Fx対応フローでは式・変数参照・インデックスの書き方が異なります。このページでは変数を %変数名% と表記します。出力変数の名前を入力する欄では、前後の % は付けません。
実行前に確認
- 同じりんごも1件ずつ追加されます。重複は自動で消えません。1種類ずつにしたい場合は、関連ページの重複削除を別の処理として追加します。
- 追加先は既に作成したリスト変数です。文字列「FruitList」や、現在の商品名CurrentFruitを追加先にしないでください。反復中のSourceList自体へ追加する構成にも変えません。
- 追加後の値は変数ペインで確認します。公式資料では生成変数NewListも記載されています。利用版に出力欄が表示される場合はその設定も確認し、追加先と出力名を混同しないでください。
- 条件が偽で追加しないことと、アクションのエラーは別です。エラー時は既定の停止を保ち、未定義の変数やリスト型になっているかを調べます。
- この例は有人・手動の練習です。クラウドからの起動や無人実行には、実行環境・接続・ライセンスの別途確認が必要です。
1使うアクション
- アクション 1新しいリストの作成SourceList を作る
- アクション 2項目をリストに追加SourceList へ りんご
- アクション 3項目をリストに追加SourceList へ みかん
- アクション 4項目をリストに追加SourceList へ りんご
- アクション 5変数の設定TargetFruit = りんご
- アクション 6新しいリストの作成FruitList を空にする(ループの前)
- アクション 7For eachSourceList → CurrentFruit
- アクション 8IfCurrentFruit = TargetFruit
- アクション 9項目をリストに追加CurrentFruit を FruitList へ
- アクション 10EndIfの終わり
- アクション 11EndFor eachの終わり
- アクション 12メッセージを表示追加した件数を確認
図で見る処理のイメージ
概念図商品名3件から「りんご」だけを集めます。入力のリストはそのままに、結果用のFruitListへ1件ずつ追加します。
準備
SourceList:りんご/みかん/りんご → FruitList:空
1件ずつ判定
りんごと等しい? → はい:追加/いいえ:追加せず次へ
結果
FruitList:りんご/りんご(2件・重複あり)
入力3件のうち、1件目と3件目を追加。2件目のみかんは追加しません。
| 順番・CurrentFruit | 条件の結果 | FruitListの中身 | 件数 |
|---|---|---|---|
| 開始前 | まだ判定しない | 空 | 0 |
| 1件目:りんご | はい → 追加 | りんご | 1 |
| 2件目:みかん | いいえ → 追加しない | りんご | 1 |
| 3件目:りんご | はい → 追加 | りんご、りんご | 2 |
図と表は仕様に基づく練習用の期待値です。実際のPower Automateフローを実行した結果ではありません。
設定と処理を説明する模式図です。実際の設定画面や実行結果のスクリーンショットではありません。
2実際の設定内容
入力する値・操作手順を確認する10ステップの設定と確認方法
- 1
準備:WindowsのPower Automate for desktopで、Power Fxをオフにした練習用フローを使います。架空の商品名だけを手動実行で扱い、Excelや外部サービスへの接続は不要です。
- 2
入力の準備:「新しいリストの作成」の生成変数名を SourceList にします。その直後に「項目をリストに追加」を3つ置き、追加先はすべて %SourceList%、項目は順に りんご、みかん、りんご と入力します。変数ペインで3件のリストになっているか確認します。
- 3
もう1つ「変数の設定」を置き、TargetFruit に固定文字列 りんご を入力します。比較に使う商品名です。
- 4
「新しいリストの作成」を置き、生成変数名を FruitList にします。この時点では0件です。必ずFor eachより前に置き、集めた結果を毎周消さないようにします。
- 5
For each:反復処理を行う値は %SourceList%、現在の項目は CurrentFruit。入力用SourceListと、結果をためるFruitListは別の変数にします。
- 6
For eachの中にIfを置きます。最初のオペランド %CurrentFruit%、演算子「等しい」(=)、2番目のオペランド %TargetFruit%。この例は完全一致です。含む・前方一致の判定ではありません。
- 7
Ifの中に「項目をリストに追加」を置きます。項目の追加は %CurrentFruit%、追加先のリストは %FruitList%。条件に合わないみかんではこのアクションを通らず、次の商品へ進みます。IfのEnd、For eachのEndの順で閉じます。
- 8
2つのEndの後に「メッセージを表示」を置き、本文を「追加した件数:%FruitList.Count%」にします。ボタンはOK、自動で閉じるはオフ。先頭から実行し、期待値2件を確認したらOKで閉じます。変数ペインでFruitListの中身がりんご、りんごの順かも確認します。
- 9
TargetFruitだけを みかん に変えて先頭から実行すると1件、ぶどうなら0件です。0件でも件数の表示はできますが、%FruitList[0]% を読む前にはCountが0より大きいかを確認してください。確認後はTargetFruitをりんごに戻します。
- 10
再実行は先頭から行います。FruitListを空にせずループ部分だけをもう一度実行すると、前の2件へさらに2件が加わって4件になります。初期化の位置と、追加先に指定した変数を確認してください。
- 対象環境
- Power Automate for desktop(Windows)
- 更新日
- 2026年10月15日