concat()文字列- 書き方
concat('注文-', '001')- 結果
- 注文-001
複数の文字を1つにつなげます。
クラウドフローで使える
よく使う関数の役割、書き方、結果をまとめています。
式の試し方 / 空の値の比較 / 日時と日本時間の比較
まず覚えたい基本の関数
concat()文字列concat('注文-', '001')複数の文字を1つにつなげます。
replace()文字列replace('A-B-C', '-', '/')指定した文字を別の文字に置き換えます。
split()文字列split('赤,青,白', ',')区切り文字を使って文字を配列に分けます。
join()文字列join(createArray('赤','青'), ',')配列の値を区切り文字でつなげます。
toLower()文字列toLower('PowerAutomate')英字を小文字に変えます。
toUpper()文字列toUpper('excel')英字を大文字に変えます。
length()文字列・配列length('Excel')文字数または配列の件数を取得します。
contains()判定contains('Power Automate', 'Automate')文字や配列に指定した値が含まれるか確認します。大文字・小文字を区別します。
empty()判定empty('')文字、配列、オブジェクトが空か確認します。
equals()判定equals(10, 10)2つの値が同じか確認します。
if()条件if(equals(1, 1), 'はい', 'いいえ')条件の結果によって返す値を変えます。
coalesce()条件coalesce(null, '未入力')nullではない最初の値を返します。空文字・空配列・空オブジェクトは除外しません。
first()配列first(createArray('A','B','C'))配列または文字列の最初の値を取得します。
last()配列last(createArray('A','B','C'))配列または文字列の最後の値を取得します。
union()配列union(createArray(1,2), createArray(2,3))複数の配列をまとめます。重複を除く用途にも使えます。
utcNow()日付・時刻utcNow()現在のUTC日時を取得します。
formatDateTime()日付・時刻formatDateTime(utcNow(), 'yyyy/MM/dd')日付や時刻の表示形式を変えます。
addDays()日付・時刻addDays('2026-08-20', 3, 'yyyy/MM/dd')指定した日付に日数を足します。
convertTimeZone()日付・時刻convertTimeZone(utcNow(), 'UTC', 'Tokyo Standard Time')日時を別のタイムゾーンへ変換します。
int()変換int('120')整数を表す文字列を整数型に変換します。
string()変換string(120)値を文字列へ変換します。
json()変換json('{"name":"田中"}')JSON形式の文字をオブジェクトや配列に変換します。
concat('受付-', '042')下の例も1つずつ「作成」で試せます。true は「条件に当てはまる」、false は「当てはまらない」という判定結果です。
| 式 | 結果 | 理由 |
|---|---|---|
coalesce(null, '未登録') | 未登録 | 値がない null を飛ばし、次の値を返します。 |
coalesce('', '未登録') | 空文字(0文字) | 空文字は null ではないため、そのまま返します。 |
empty('') | true | 0文字なので空です。 |
empty(' ') | false | 半角スペースが1文字あるので空ではありません。 |
empty(trim(' ')) | true | trim で前後の空白を除いてから判定します。 |
if(empty(''), '未登録', '入力あり') | 未登録 | empty の判定結果で返す文字を選びます。 |
見た目が空欄でも、値がない null、0文字の空文字、スペース入りの文字列は別の値です。「未入力なら別の文字を表示したい」ときは、何を未入力として扱うかを先に決めましょう。
上の式では null に引用符を付けません。'null' と書くと、4文字の文字列になります。coalesce は空の配列や空のオブジェクトも飛ばしません。
convertTimeZone('2026-10-10T15:30:00Z', 'UTC', 'Tokyo Standard Time', 'yyyy/MM/dd HH:mm')期待値:2026/10/11 00:30。UTCの10月10日15時30分は、日本では翌日の0時30分です。メールの受付日時などを日本時間で表示したいときの練習例です。
| 式 | 期待値 | 何が変わるか |
|---|---|---|
formatDateTime('2026-10-10T15:30:00Z', 'yyyy/MM/dd HH:mm') | 2026/10/10 15:30 | 表示形式だけ。日本時間への変換はしていません。 |
convertTimeZone('2026-10-10T15:30:00Z', 'UTC', 'Tokyo Standard Time', 'yyyy/MM/dd HH:mm') | 2026/10/11 00:30 | タイムゾーンを変換してから表示します。 |
convertTimeZone('2026-10-10T15:30:00Z', 'UTC', 'Tokyo Standard Time', 'yyyy/MM/dd') | 2026/10/11 | 日本時間へ変換した後の日付だけを表示します。 |
末尾の Z はUTCを表します。formatDateTime の第3引数は表示言語などのロケールで、タイムゾーン指定ではありません。日本語の ja-jp を指定するだけでは9時間の時差は変換されません。
現在の日本時間に置き換える場合は、上の式の第1引数だけを utcNow() に変えます。受信日時などの動的コンテンツを使う場合は引用符で囲まず、まず実行履歴と接続先の仕様で元のタイムゾーンを確認します。すでに日本時間の値をUTCとして変換すると二重にずれます。
この練習は組み込み操作だけで、Outlookなどへの接続は不要です。クラウドフローを作成・実行できる環境、利用権、組織ポリシーは必要です。
関連する手順:平日9時に動かす / 期限切れの未完了項目を通知する / デスクトップ版で日付の表示形式を変える
公式資料:タイムゾーンの変換 / formatDateTimeの引数 / 利用権の種類